登場:Netscape Communications社のBrendan Eich氏によって開発され、1995年にWebブラウザNetscape Navigator 2.0に搭載される。(注1)
当初:ブラウザ間の互換性問題やセキュリティー問題などにより、次第に人気が落ちた。
近年:2005年に登場したAjax(注2)(Asynchronous JavaScript and XML)により、再び脚光を浴び、Googleをはじめとした各種サービスにおいて利用されるようになる。
特徴:手軽に動的なWebページを作成できるオブジェクト指向のインタプリンタ型のプログラミング言語。
JavaScrptは、Internet Explorer, Firefox, Safari, OperaなどさまざまなWebブラウザで利用可能なスクリプト言語で、JavaScrptを利用することで、たとえばリンク上にマウスポインタを移動させると画像が変化したり、説明文を表示したりといった動的なWebページを作成できます。
(注1):開発当初は、LiveScriptという名称でしたが、同時期にNetscape Communications社と技術提携していたSun Microsystem社が開発し注目をあつめたプログラミング言語Javaにあやかり、JavaScriptという名称に変更。
(注2):Ajaxとは、JavaScriptによる非同期通信とDHTMLやXMLなどの既存技術を組み合わせて実現するWebアプリケーションの開発手法です。Ajaxは既存技術を組み合わせたものですが、「The Element of User Experience」の著者として有名なJesse James Garrett氏によって名づけられたことや、Googleが提供する様々なサービスに使われたことなどから、Ajaxの実用性が認知され瞬く間に普及しました。